茨城県の中で境町は千葉・埼玉・群馬の県境に位置する町で鉄道駅がありません。
圏央道開通でひと昔前に比べて町外や県外からのアクセスは良くなりましたが、町内ではまだまだ交通インフラが整っていません。境町は高齢者も多く車の免許を返納したくてもできない町民がいることを危惧していた橋本町長が2020年に自動運転バスの導入を検討。自動運転事業の運行・管理を推進しているBOLDLY(旧SBドライブ)と輸入商社マクニカの協力で、自治体初となる公道での自動運転バス実証実験と定時運行を実現させました。
現在、境町には3台の自動運転バスがあり往復で2台稼働し1台はメンテナンスをローテーションして運行しています。
3台のバスにはそれぞれ異なったラッピングを施してあり、目でも楽しめるようになっています。境町の自動運転バスの定時運行は、当初2020年4月からの開始予定でしたが、国内における新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、「コロナ感染拡大防止施策の早期実施」を境町は最優先させました。それに伴いBOLDLYと協議し運行開始時期を半年間延期しました。この延期した時間を利用し、車両のラッピングデザインを一般公募するコンテストを行い3台のうち1台に境町のコンセプトである『自然と近未来が体験できる境町』をイメージしたデザインを採用しました。また、他の2台の外装と座席カバー境町出身のアーティストである内海聖史氏が制作したキービジュアルを採用しました。
現在、境町では以下の内容で定時運行を実施しています。
午前7時40分 ~ 午後4時まで 土日祝日も運行
乗車人数:最大11人
※現在はコロナウイルス感染拡大防止の為、乗車定員を制限させていただいています。
乗車方法:境町在住の方は最寄りのバス停よりご乗車ください。
町外にお住まいの方も、事前予約なしでご乗車いただけます。
便数:20便
料金:無料で乗車する事ができます。
時刻表・運行ルート:境町役場HPにてご確認ください。
茨城県境町は自治体として初めて自動運転バスの定常運転を行っております。
導入した自動運転バス「ARMA」は住民の新しい足として実用的に使用されています。
この取り組みを様々な方にご紹介させていただきたく、この度視察・研修プログラムをご用意させていただきましたので、是非ご活用ください。
標準的な視察・研修プログラム全体は約2時間程度。
ご要望に応じて標準プランをカスタマイズする事が可能です。
視察・研修の目的を事前にお伝えいただければアレンジさせていただきます。
車両概要説明:車両の仕様、走行の原理、車両ラッピングに込めた想い等の説明(15分)
試乗:道の駅さかいもしくは境町高速バスターミナル~途中バス停~遠隔監視室を往復(30分~45分)
※集合場所に応じてコース変更の可能性あり
座学:境町の取り組み説明、遠隔監視システム説明、質疑応答(60分)
時間枠:①10:00~12:00、②13:00~15:00から選択いただきます。
標準プログラム料金:10万円(税抜)/8名、以降8名ごとに10万円(税抜)
※8名以下は8名としてカウント
※オプション費用別
お支払い条件:原則視察・研修の1週間前までに「さかいまちづくり公社」指定口座に入金。
※上記以外の支払い方法につきましてはご相談ください。
キャンセルについて:視察・研修日の4営業日前(平日のみ)までにご連絡ください。
4営業日以降は以下のキャンセル料金が発生。
当日・・・100%
前日・・・50%
3日前・・・20%
境町研修:ご要望に応じた視察研修(さかいまちづくり公社研修)
費用:10,000円(税抜・研修資料含)/1名
所要時間:約2時間
内容:①視察研修担当者による書くテーマについての座学(1時間〜1時間30分程度)
②視察研修担当者による各施設案内・現地説明(1時間程度)
※ご希望によって①、②共に視察研修の時間調整は可能でございます。
詳しくはさかいまちづくり公社のHPをご確認ください。
境町観光協会までお気軽にお問い合わせください。
昼食手配、最寄駅からのタクシー手配、境町宿泊時のホテル手配も可能です。
TEL:0280-81-1319 ( 9:00~17:00 )
お問合せはフォームからもお受けしております。ご質問やご相談がございましたらご記入の上お送りください。
■お問合せ・お申込みフォーム
https://www.sakaimachi.jp/ymail.html
【 境町観光協会 】
〒 306-0495 茨城県猿島郡境町391番地1
TEL 0280-81-1319
FAX 0280-87-2630
自動運転バスはフランスのNAVYA社製『NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)』
複数の自動運転車両の運行を遠隔地から同時に管理・監視できるBOLDLYの自動運転車両運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を活用して、町内の医療施設や郵便局、学校、銀行などをつなぐルートで自律走行バスの運行が可能。自治体が自動運転バスを公道で定時運行させたのは茨城県のみならず、全国初となります。