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高瀬舟に乗って利根川を遊覧-境リバーサイドパーク発着:茨城県境町


高瀬舟さかい丸の運行状況

水位が低いため、現在運休中です。 運航再開が決まりましたら、当webサイトにて告知いたします。

高瀬舟さかい丸について

高瀬舟は、近代に日本の河川で貨客の輸送に用いられていた船のことです。室町時代から江戸時代にかけて、利根川でも高瀬舟が運航されており、重要な交通手段としての役目がありました。戦後、鉄道・道路等の陸上交通の発達により、高瀬舟はその役目を終えました。

 

その後、河川敷を整備した公園の整備を目的とした「歴史・文化の水辺整備事業」により、境町で高瀬舟が観光船として復活することになりました。境町に導入された「高瀬舟さかい丸」は境リバーサイドパークの一部として、観光客を乗せる遊覧船として運航されています。

 

高瀬舟さかい丸は、見た目は江戸時代に活躍した木造の高瀬舟をイメージした外観となっていますが、ジェット推進装置を備えており快適に航行ができます。全長は13.4m、重さは4.2トン、最大定員45名です。


高瀬舟さかい丸の運行コース

高瀬舟さかい丸の運行ルート
高瀬舟さかい丸の運行コースは、境リバーサイドパークの境桟橋を出発し、利根川を上流に向かって進み、利根川と江戸川の分流点を通り、江戸川流頭部付近にある「関宿水閘門」に向かいます。関宿水閘門を近くで眺めたあとは、出発点の境桟橋へと戻ります。コースの全長は約5km、所要時間は40分のミニクルーズです。利根川の雄大な景色を堪能し、四季折々の風情を感じることができます。自然と一体となるひとときを体感してみませんか。

高瀬舟さかい丸の運行スケジュールと運賃

※高瀬船さかい丸は現在運航を中止しています

運航スケジュール

金・土・日曜 10:30/ 1300/ 1430
火・水・木曜 予約貸切のみの運行

運休日は月曜日(ただし、月曜日が祝日・振替休日の時は翌日)。

運賃

大人 1,000円 / 人
小人(6歳~小学生) 500円 / 人
6歳未満 無料
予約貸切 15,000円 / 便(1回約40)

「身体障がい者」「療育」「被救護者」の所定の手帳または割引証ご提示された場合、船賃の5割引となります。団体は20名以上で各船賃から1割引になります。 天候や河川の状況や船体の点検等のため運行できない場合もありますので、予め御了承ください。ペットの乗船はご遠慮ください。安全上、乗員の指示・注意に御協力ください。


高瀬舟さかい丸導入のきっかけとなった「歴史・文化の水辺整備事業」

歴史・文化の水辺整備事業は、皇太子殿下のご成婚を記念して建設省(国土交通省)が平成5年4月の閣議決定に基づいて事業化を決定した事業です。その際、全国9ヶ所の都市が指定され、境町もその一つに選ばれました。天皇陛下がロンドンのオックスフォード大学留学時代、テームズ川の水運史の研究を手掛け卒論のテーマに選んだことにちなみ、建設省が河川に縁の深い都市に河川敷を整備した公園などの整備を目的とし事業化に至りました。

河川が担ってきた歴史的役割

境町は、茨城県の西南部にあり、首都圏50km内に位置する地域です。利根川の水運の歴史の中で、境町は利根川と江戸川の分岐点として東関東における地理的・経済的な重要な拠点として位置づけられ、利根川の河川交通史上重要な役割を持った河岸場(かしば)として大きな賑わいを見せた町です。 江戸時代も中期にさしかかると関東一円は世界でも有数の巨大都市として成長を遂げ、境河岸は、利根川流域の物資を集め、大消費地江戸へ向けて物資の中継地点、及び奥州街道の脇街道の宿場町として栄え、人や物の行き交う交差点「辻」の役割を持った町となりました。いまでも歴史溢れる町並みを各所に残しており、当面の面影が偲ばれます。さらに、対岸の千葉県野田市「旧関宿町」には、関所や城が置かれていたことがあることから、現在は千葉県立関宿博物館が開設されています。このように河川が担ってきた歴史的役割は大きく、これを踏まえて、歴史・文化を後世に伝えながら地域の活性化を図る一環として、高瀬舟さかい丸が運航されています。

ご予約・お問い合わせ

高瀬舟のお問い合わせは、道の駅さかいにお願いいたします。
道の駅さかいのお問い合わせページからもお問い合わせいただけます。
お問い合わせページはこちらhttps://www.sakaimachi.co.jp/form/contact/

道の駅さかい
住所:306-0433 茨城県猿島郡境町1341-1
TEL:0280-87-5011
FAX:0280-87-5015